頸椎椎間板ヘルニアと聞くと、ちょっと動揺してしまいますね。痛くて大変で長引きそうな感じです。
実は、椎間板ヘルニアは軽度ならば自分でもできる改善法があります。もちろん、病院治療の補助という範囲で。
なぜなら、投薬、ブロック注射、手術という治療法は病院でしかできませんが、軽度ならば、枕や体操や固定具を装着するなど、家に居ながら自分で工夫できることが残されているからです。
私は、2ヵ月ほど前、手のしびれを感じて病院に行き、頸椎椎間板ヘルニアと診断されました。薬と日常生活の工夫で、8週間後に治り、薬も通院も終了となりました。
この記事では、気になる症状が出てから改善するまで私がやってきたことを教えます。
この記事を読めば、軽度で済むため早めの発見と治療が重要だということもわかってもらえます。
頸椎椎間板ヘルニアは、重症化すると様々な弊害が出てくる病気で、決して甘く見てはいけません。それでも、自分でできることを実践するのは大事。いろいろな健康法につながるし、やって損ということはありませんよ。
頸椎椎間板ヘルニアがわかるまで
仕事中に字を書いていると、ペンを持っている右手の指先がピリピリっとしました。今までにはない感じ。でもすぐに治まったのでその時はそれで忘れていました。
ところが、その後時々同じ症状があり、だんだん起こる頻度も多くなってきました。右手人差し指と中指の先がピリピリするのです。
症状が出始めてから3週間くらい経った頃、スマホの音量調整をしていたら、音量調整ボタンを押す右手人差し指の人差し指のタッチ感がおかしいことに気が付きました。感覚が鈍くなっている。
その上、ピリピリがだんだん右腕全体に広がってきている。
ネットで調べて、片方の手だけにしびれがある時は脳神経外科を受診するのがよい、との記事をいつくか読んだので、さっそく脳神経外科に行きした。
脳神経外科に行く
初診で、右手を触診したり、左右の感触を比べたりして、末梢神経に異常がないことを確認。ヘルニアの可能性があるので、CTとMRIをとることになりました。ヘルニアと聞いて驚く私に「大丈夫。まだ初期だよ。」と先生。
結果は、先生が言う通り初期のヘルニアでした。
頸椎椎間板ヘルニアの治療法は、だいたい以下のような順番で行われます。
- 頚椎固定具の装着 =首を固定するカラーキーパーを付ける
- 「しびれ」が主な症状の場合には、ビタミンB剤
- ブロック注射
- 手術
私は、固定具は必要でなく、ビタミンB剤の治療だけになりました。
家でやったこと
先生が「参考にしてね」と言って渡してくれたコピーに、タオルを丸めた枕の写真とその枕に頭をのせて両手を挙げている写真が写っていました。それを見本に枕を作りました。
そして毎朝起床前にストレッチを始めました。(横になって枕をしたままの姿勢で)
肘は無理に伸ばさなくていいから、両腕を上げる
肘をなるべく伸ばして、腕を真横と斜め横に伸ばす。手のひらは上。
このストレッチがほーんとに気持ちいい。
効果がでた
実はここ10年常に、肩甲骨の間が張っている感じ詰まっている感じがしていました。
それがこのストレッチをするとイタ気持ちよく、あとがすっきり!
また、頭痛持ちの私は、頭が痛くて明け方に目が覚めることがあります。その時もこのストレッチをすることで、今のところ頭痛薬を飲まなくても過ごせるようになっています。この頭痛、ヘルニアと関係していたのかも知れません。
ビタミンB剤も効いたようで、4週間したらしびれはかなり改善、8週間後の今はほとんどなし。ストレッチで伸ばした時、たまにピリっとするくらいです。この度、病院の先生も薬の必要なしという判断で、薬も通院も卒業できました。
まとめ
思い当たる原因
若い頃むちうちをした時、若さゆえ病院へも行かず、なんとなく治ってそのままにしたいたからかな、とも思いますが、やはり年のせいかな?というのが実感です。
調べてみても、原因の多くは「背骨をつなぐクッションの役割をしている椎間板が、加齢変化により後方に飛び出すことによって起こる」「 30~50歳代に多い」「しばしば誘因なく発症」とあります。
今回の発症と時を同じに、骨粗しょう症も発見されました。加齢ってこういうことなのですね。実感。
骨粗しょう症の記事はこちらhttps://middle-aged.org/osteoporosis-medical-treatment/
頸椎椎間板ヘルニアは完治するわけではない
損傷した椎間板が元に戻ることはありません。対処療法をしながらこれ以上悪化しないようにしていくことになります。だからこそ、自分でできる健康法で対策を続けることが重要。何と言ってもあのストレッチ、気持ちがいいのでこれからもやります。
今回、「片手しびれ」でネットで調べて脳神経外科と出たのですぐ行きましたが、整形外科でよかったのかも知れません。私の場合、整形外科の方が近くにあるので今になるとそのように思いますが、どちらにしてもMRIの設備がある病院がお勧めです。